フコイダンの効果

上記で述べたように、昨今の研究結果でフコイダンには様々な効能があると報告されていますが、具体的にどんな効能があるのでしょうか。ここでは、フコイダンの効能について、ご説明します。

まず、免疫力の向上です。動物実験により、フコイダンにはNK細胞などの免疫細胞を活性化させる作用がある事がわかりました。NK細胞は、体内に細菌やウイルスが侵入したり異常細胞が発生した場合、それらを攻撃し、病気の発生や悪化を防いでいます。フコイダンによるNK細胞の活性化で免疫力が高まり、健康体にしてくれるのです。

次に、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌の除去です。フコイダンの構成成分の一つである硫酸基は胃中にも存在しており、ピロリ菌は硫酸基を好物としている為、硫酸基に吸い付きそのままピロリ菌を体外へ排出させ胃をピロリ菌から守ってくれるのです。また、カゴメ昆布に含まれるフコイダンは、HGFの産生を誘導する作用があり、肝機能を向上させます。HGFは肝臓細胞の再生やあらゆる器官の組織や上皮細胞の再生をし、肝臓細胞を修復してくれます。

この他にも抗アレルギーや美肌効果など様々な作用があるフコイダンは、康効果が期待できる健康食品として、様々な分野で研究、開発が行われています。

フコイダンとは

フコイダンは、昆布やワカメ、もずくなどの海藻類のネバネバ成分に含まれる硫化多糖の1種であり、昨今、様々な健康効果がある事が明らかになりました。ここでは、フコイダンについて詳しく説明します。

フコイダンは1913年に、ウプサラ大学所属のスウェーデン科学者であるH・Z・キリンによって発見されました。1970年以降になると世界中で盛んに研究が行われるようになり、現在では日本でも九州大学などの国立大学をはじめ、一般企業の開発機関などでも研究されており、様々なフコイダン製品が開発されています。1996年には、日本癌学会において制癌作用が報告されており、その後、健康食品として脚光を浴びるようになりました。

2002年にはフランスの科学者による研究で、ウサギの細胞の過剰な細胞分裂によって起こる組織肥大を制御する事が、明らかになっています。様々な研究が行われた結果、抗酸化作用やアポトーシス誘導による抗がん作用、抗菌、皮膚創傷、胃潰瘍治癒促進などの作用の他、コレストロールの低下などの作用があると、報告されています。フコイダンは細菌やウイルスから守ってくれる成分であり、本来、人間に備わっている自然治癒力を高める天然成分として注目されており、テレビや雑誌でも多く取り上げられています。

現在では、サプリメントなどにも活用されているフコイダンですが、美容や健康など様々な効能が期待されており、健康食品として多くの人に愛飲されています。